Ivanti、Windows 10導入状況に関する調査結果を発表 - Windows 10への移行の加速と企業が抱える懸念 -

ITを専門職とする方々の87%が、アプリケーションの互換性、ユーザーを対象としたトレーニングの必要性、移行に伴う手動の作業などWindows 10への移行に関する懸念を抱える

SALT LAKE CITY — 2017年4月27日 —

ITを専門職とする方々の87%が、アプリケーションの互換性、ユーザーを対象としたトレーニングの必要性、移行に伴う手動の作業などWindows 10への移行に関する懸念を抱える

 

Windowsデスクトップの移行などクリティカルなITタスクの統合と自動化の分野において業界をリードするIvanti(Clearlake Capital傘下企業、本社:アメリカ・ソルトレイクシティ)は、Dimensional Research社が実施した「2017年Windows 10導入状況に関する調査」で明らかになった調査結果の一部を発表しました。IT部門の大多数(91%)がWindows 10をインストールしていますが、Windows 10への導入状況には依然として企業によって差があります。IT部門の3分の1(34%)がある程度Windows 10を使用していますが、完全にWindows 10に移行している企業はわずか10%に過ぎず、大多数の企業(56%)がWindows 10をITトライアルやその他の限られた環境で使用しているのが現状です。

 

移行に影響する要素

10社に9社近く(87%)の企業がWindows 10への移行について懸念を抱いています。懸念事項には、アプリケーションの互換性(65%)、ユーザーを対象としたトレーニングの必要性(43%)、移行に伴う手動の作業(31%)、アプリケーションのパフォーマンス(24%)、イメージ管理の複雑さの増大(23%)などが含まれます。ライセンスコスト(21%)、デスクトップのセキュリティ(18%)、トレーニングにかかるコスト(17%)、デスクトップ上の作業のパフォーマンス(16%)は、さほど懸念されていません。

 

移行を開始した企業によって、これらの懸念事項は検証されていますが、実際の影響は期待を下回っているようです。移行を開始した企業が直面している問題としては、アプリケーションの互換性(50%)、アプリケーションベンダーからのサポート(34%)、ユーザーがWindows 10のインターフェースに戸惑っていること(29%)、ユーザーの抵抗感(21%)、ハードウェアサポートの不足(19%)、ユーザーファイルと設定の移行が難しいこと(18%)が挙げられています。

 

移行に対するアプローチの多様化

企業はWindows 10に関連する数々の懸念事項に取り組んでいるものの、Windows 10の導入は加速することが予測されています。2015年にIT部門以外の部門にWindows 10を導入していた企業はわずか7%でしたが、2017年には51%に成長しています。さらに、4社に1社(77%)が今後2年の間にWindows 10への完全移行を予定しています。

 

興味深いのは、Windows移行に対するアプローチが多様化していることです。Windows 10への移行に対するアプローチには、イメージの再適用(52%)、ハードウェアの移行(49%)、一元管理のインプレース移行(44%)、ユーザーによるインプレース移行(14%)が含まれます。また、仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)経由でWindows 10を使用する移行(25%)やWindows Server 2016からWindows 10環境を提供する公開デスクトップ使用する移行(9%)のように、Windows 10への移行は、コンピューター上でも行われています。

 

推奨されるWindows 10のブランチも移行戦略において意見が割れる要素です。IT部門の半数以上(51%)が、Current Branch for Business(CBB)を使用するかLong-Term Service Branch(LTSB)を使用するかどうかについてまだ決めていないと報告しています。残りの49%中、29%はCBBを選択し、20%はLTSBを選択しています。このブランチを決断できない状況は、Windows10への移行に影響しており、IT部門の約4分の1(26%)が、選択するブランチを決めかねているためWindows10への移行を延期していると報告しています。

 

ユーザーエクスペリエンスとWindows 10の連携を強化

ユーザーの変更に対する戸惑いや抵抗感を克服するため、IT部門の83%がWindows 10への移行中にユーザーのデスクトップのパーソナライズ設定を移行することを予定しています。移行プロセスの一環として、プロファイルの変更やカスタマイズ設定も移行することで、ユーザーの生産性が強化され、移行プロジェクトの満足度が上がります。

 

Windows 10への移行中にIT部門が移行したいと考えているユーザーのパーソナライズ情報として最もよく見られる情報としては、ユーザープロファイルの情報(63%)、プリンターの割り当て(49%)、ファイルサーバーの接続(43%)、ドライブレター(42%)、管理されていない、もしくは一元管理されていないファイルやフォルダー(32%)、地域設定(29%)が挙げられます。また、かなりの数のIT部門(28%)が、写真や音楽などユーザー個人のファイルの移行も計画しています。

 

IT部門の大多数が、ユーザーに影響するその他の目標を最優先事項として扱っています。事実、86%の企業が、移行の一環として、デスクトップのカスタマイズ、セキュリティ、規制遵守を強化するため、デスクトップ管理機能を実装することを計画しています。
新たなWindows 10環境でIT部門が計画しているデスクトップ管理の目標:

  • ユーザーから完全な管理者権限を除去すること(41%)
  • ログオンにかかる時間を短縮すること(38%)
  • ユーザーファイルのデータをシームレスに移行すること(33%)
  • 個人のアプリケーションとOSの設定を移行すること(29%)
  • ユーザーがインストールしたアプリの実行やユーザーによるアプリのインストールを防止すること(28%)
  • ユーザーのログオン時間、アプリケーションの使用状況、管理者権限を追跡すること(21%)

 

「Windows 10への移行は避けられないため、企業は移行を成功させるためのツールや戦略を受け入れる必要があります」とIvantiの製品管理部門バイスプレジデント、ジョン・ロールスは話します。「満足度の高いユーザーエクスペリエンスを保証し、生産性を強化し、改めてトレーニングを実施する必要性を最低限に抑えるため、エンドポイント管理とユーザーのワークスペース管理ソリューションに対して統一されたアプローチを取ることで、企業はWindows 10の移行を成功させ、Windows as a Serviceで提供される継続的な更新とアップグレードで最新の環境を維持できます」

 

Ivantiの「2017年Windows 10導入状況に関する調査」について

Ivantiの「2017年Windows 10導入状況に関する調査」は、Dimensional Research社によってオンラインで実施される世界規模の調査で、23ヵ国以上のITを専門職とする1,825名からの回答が含まれています。5月31日(水)には、調査結果の詳細をお伝えするウェビナーを実施する予定です。ウェビナーへの参加をご希望の場合は、こちらから参加登録手続きを行っていただきますようお願いいたします。

 

Ivantiについて

Ivantiは「進化した」IT企業です。重要なITタスクを統合、自動化することで、IT部門が自社の業務を自動化し、デジタルワークプレイスを実現できるよう支援します。30年以上にわたってIvantiは、セキュリティの脅威に対応し、デバイスを管理し、ユーザーエクスペリエンスを最適化するため、IT専門職の方々を支援してきました。従来のPCからモバイルデバイス、仮想マシン、そしてデータセンターまで、IvantiはIT資産の場所を問わずIT資産を特定、管理する支援を提供し、ITサービスの提供を改善し、リスクを軽減しています。また、サプライチェーンと倉庫担当チームが、担当業務全般において生産性を向上するため最新技術を効率的に活用できるようにしています。ユタ州ソルトレイクシティに本社を構え、世界中に拠点を置き事業を展開しています。詳細は、www.ivanti.comにアクセスしてご確認ください。

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