クラウドからエッジまで IT 資産の管理、検出、保護、サービスを自動化するプラットフォーム Ivanti Neurons を提供する Ivanti(本社:米国ユタ州ソルトレイクシティ、CEO:Jeff Abbott)は、 本日「Everywhere Workplace」年間調査の結果を発表しました。本調査は、全世界の「仕事の未来」の専門家と協力し、6,100人以上のオフィスワーカーとITプロフェッショナルを対象に、仕事の過去、現在、未来に関する従業員の心理を明らかにすることを目的に行われました。このレポートでは、70%の回答者が「昇進するよりも、どこでも働ける方がいい」と回答しており、労働環境における従業員の優先順位の変革が明らかになりました。 しかし、その傾向とは裏腹に、リモートワークは諸刃の剣であり、回答者の10%のメンタルヘルスに悪影響が及んでいると報告しています。
コロナ禍が従業員のメンタルヘルスに与えた打撃は大きく、IT部門の女性回答の70%が「リモートワークで悪影響があったと」回答しましたが、同じグループの男性回答者で「悪影響があったと」回答したのはわずか30%にとどまりました*。 さらに、多くの従業員は、「同僚との個人的なつながりが失われた」(9%)、「オフィスで働くより長時間働くことを期待されている」(6%)と感じています。 また、レポートはさらなる男女格差も明らかにしています。リモートワークによりメンタルヘルスに悪影響が出たと回答した人は、女性56%に対し、男性は44%でした。 「同僚との個人的なつながりを失ったと」回答した女性は52%だったのに対し、男性は47%となっています。
Talent Cultureの創立者で、CEOのMeghan Brio(メーガン・ブリロ)氏は次のように述べています。
「Ivantiの調査で、オフィスワーカーと ITプロフェッショナルの双方におけるリモートワーク体験は、男女によって異なることが分かりました。 このデジタルファーストの文化の中で、昇進を見送られたと報告する人は女性よりも男性の方が多くなっています。 女性は「より長時間働くことを期待されている」と答えていますが、リモートワークがもたらす柔軟性の恩恵を受けているのは女性です。 このような従業員のエクスペリエンスにおける変容を、無視することはできません。 雇用主は、テクノロジーの導入によってコラボレーションを促進し、性別によるエクスペリエンスの格差を是正する必要があります。そしてそれは、すべてのテクノロジーの導入において従業員の意見を優先させることから始まります。
「未来の働き方」モデルの可能性について見てみると、従業員の42%がハイブリッド型の働き方を希望していることがわかりました(前回調査から5%増)。 「在宅勤務を希望する」と回答しているのは従業員の30%(前回調査から20%減)で、多くの社員が再び同僚と交流したいと考えていることがわかります。 回答者によるリモートワークで実現したメリットのトップ3は、「通勤時間の短縮(48%)」、「ワークライフバランスの改善(43%)」、「柔軟な作業スケジュール(43%)」となっており、リモートワークが多くのポジティブな変化をもたらしている一方で、リモートワークがもたらすデメリットによって在宅勤務希望が減少していると考えられます。 実際に、回答者の49%は「リモートワークによってなんらかのマイナスの影響があったと」しています。 リモートワークの問題としては、「同僚との交流がない(51%)」、「共同作業やコミュニケーションが効率的にできない(28%)」、「騒音、気が散る(27%)」が上位に挙げられています。
IvantiのCEO、Jeff Abbott(ジェフ・アボット)は、次のように述べています。
「コロナ禍は、人々の働く環境や働き方に大きな変化をもたらしました。 プラスの面としては、一般的または日常的なタスクの自動化の進展により、企業はITやセキュリティ部門のワークライフバランスの改善とデータ漏洩の防止を実現し、そして最も重要な従業員エクスペリエンスも改善できるということです。たとえば、Ivanti Neuronsを使用することで、IT部門は、業務の簡素化を実現し、セキュリティ脅威を予測するとともに、計画外のシステムダウンを減らし、従業員が報告する前にエンドポイントの問題を解決することができるのです」
今後も環境は複雑化していくと予想されるため、自動化の重要性はますます高まっていくでしょう。 実際に、回答者の15%は「どこからでも働ける方が良い」と答えています(前回調査より87%増)。 興味深いことに、回答者の22%が「パンデミック中にデジタルノマド(ITを活用して世界を旅しながら仕事をする人)になった」と回答し、18%が「デジタルノマドになることを検討している」と答えています。 「ずっとオフィスで働きたい」と答えた人はわずか13%でした(前回調査より11%減)。
この調査ではまた、回答者の24%が「大量退職時代」の過去1年間に仕事を辞め、28%が今後6か月以内に退職することを検討していることがわかりました。 25~34歳の回答者に限ってみてみると、今後6か月以内に退職する予定の割合は36%に跳ね上がります。 オフィス復帰の方針は、退職増加を招く重要な要因となります。 回答者の24%は、「もし雇用主がフルタイムでの職場復帰を強制するならば、仕事を辞める」と答えています。
Meghan Brio(メーガン・ブリロ)氏は次のように述べています。
「従業員には、かつてより多くの選択肢があります。これらの選択肢は、彼らにより良いメリットをもたらします。 彼らはどこに行っても、誰のもとでも働くことができるのです。つまり、企業は、すべての人の仕事を楽にし、楽しくする最高のテクノロジーの導入へ、人材定着戦略をシフトしなければならないのです」。
Jeff Abbott(ジェフ・アボット)は、次のように述べています。
「人材獲得競争が激化する中、一人ひとりが最大限に尊重され、企業のミッションとコアバリューがあらゆるレベルで発揮され、多様性と包容力のある魅力的な企業文化の醸成がこれまで以上に重要になっています。人々は、社会を変えようとしている企業で働きたいと考えており、会社のビジョンやミッションに共感できないと従業員の仕事離れはますます加速していくでしょう。 企業は、ワークライフバランスを優先しながら、単なる利益追求だけではなく世界的な価値を提供していることを示す必要があります」。
今後に目を向けると、回答者の26%は、2022年にIT部門からのノートパソコン、デスクトップ、モバイルデバイスなど新しいハードウェアの供給を希望し、26%がITによるサービスデスクの最新化を望んでいます。 IT専門職の間では、サービスデスクの最新化に対する要望は32%に上ります。パンデミックの影響でサービスデスクへのコール数の増加、運用コストの増大、従業員の生産性や満足度の低下を招いたことから、これは当然のことだと言えるでしょう。
Ivantiの最新版「Everywhere Workplace」調査の結果について、詳しくはこちらをご覧ください。
調査方法
Ivantiは、リモートワークに対するオフィスワーカーの考え方、異なる属性間での意見の相違点、およびこれまでのリモートワークの経験から得た具体的なメリットと懸念される点を理解するために、米国、英国、フランス、ドイツ、オランダ、ベルギー、スペイン、スウェーデン、オーストラリアのオフィスワーカー4,510人とITプロフェッショナル1,609人の意見を詳しく調査しました。
Ivantiについて
Ivanti について Ivanti は「Everywhere Workplace(場所にとらわれない働き方)」を実現します。場所にとらわれない 働き方により、従業員は多種多様なデバイスでさまざまなネットワークから IT アプリケーションやデータにアクセスし、高い生産性を保つことができます。 Ivanti Neurons 自動化プラットフォームは、業界をリードする統合エ ンドポイント管理、ゼロトラストセキュリティと、エンタープライズサービス管理のソリューションをつなぎ、デバイスの 自己修復および自己保護、またエンドユーザーのセルフサービスを可能にする統合 IT プラットフォームを提供し ます。 Fortune 100の96社を含む40,000社以上の顧客が、クラウドからエッジまで IT 資産の管理、検 出、保護、サービスのために Ivanti を選択し、従業員があらゆる場所にいても作業できる優れたユーザー体験 を提供しています。 詳細については、www.ivanti.co.jp をご参照ください。
Meghan M Brio氏について
Meghan M Brio(メーガン・M・ブリオ)氏は、世界的に著名な人事技術アナリストで、著作家、講演者、ブランド戦略家です。 TalentCultureの創立者で、人気のポッドキャストおよびTwitterのチャット #WorkTrendsを主催しています。 彼女のキャリアは、スタートアップ企業から、Microsoft、IBM、Googleなどのグローバル企業まで、何百という数の企業の採用、人材管理、デジタルメディア、ブランド戦略にわたります。 Brio氏は、ForbesやSHRMをはじめ、様々なメディアで紹介されています。 Brio氏の詳細は、Twitter、LinkedIn、Instagramで@MeghanMBiroでご確認ください。