クラウドからエッジまで IT 資産の管理、検出、保護、サービスを自動化するプラットフォーム Ivanti Neurons を提供する Ivanti(本社:米国ユタ州ソルトレイクシティ、CEO:Jeff Abbott)は本日、「Elevating the Future of Everywhere Work」の2023年版調査結果を発表しました。本調査は、未来を見据えた職場の環境を実現する上で取り組むべきことを明らかにするために、世界中の 約8,400 人のオフィスワーカー、IT担当者およびセキュリティの専門家、ならびに経営幹部を対象に調査を実施しました。
Ivantiの「2022年版Everywhere Workplaceレポート」以来、場所にとらわれない働き方を希望する従業員は一貫して71%でしたが、今回の新しい調査では、雇用主と従業員との間で、働く時間、場所、方法の定義にギャップがあることが浮き彫りになっています。
- 71%の従業員は、ハイブリッドかリモートワークかを自分で決めたいと回答
- 43%の従業員は、自分で働く場所を決められると回答
- 上記の従業員が希望する働き方と、実際の働き方との「嗜好のギャップ」は28ポイント
さらに、本調査は「Everywhere Work(場所にとらわれない働き方)」のメリットと柔軟性が浸透していないことを明らかにしています。経営幹部とIT担当者への調査では、それぞれの「嗜好のギャップ」が12ポイントと13ポイントに縮小しています。
IvantiのCEOであるジェフ・アボット(Jeff Abbott)は次のように述べています。
「従業員がどこでどのように働くかに関して、可能な限り柔軟に対応しないリーダーは、より積極的に生産性の高い仕事をする従業員から労働力の恩恵を受けられないリスクがあります。優秀な人材の確保と維持は常に経営者の優先事項ですが、『Everywhere Work(場所にとらわれない働き方)』の考え方を取り入れ、技術スタックをサポートする組織は、持続可能な競争上の優位性を持つことになります。従業員の仕事をする方法と場所は大きく変化しています。経営者は、それに対応するために、文化やテクノロジーという障壁を取り除く必要があります。」
従業員は、新しい働き方を求めています。従業員は、プライベートの時間を守りながら、「長時間の通勤」、「家族と離れる時間」、「健康やメンタルヘルスへの悪影響」など仕事をする上で最も負担の大きい部分を最小限に抑えたいと考えています。しかし、これまでのところ、雇用主はゆっくりとリモートワークに対して実験的に様子をみながら進めている状況です。実際、本調査では、特に若い従業員をはじめとするナレッジワーカーの間で、燃え尽き症候群や離職が急増していることが判明しています。
- 40歳未満の従業員の3人に1人は「静かに退職」をしている
- 40歳未満の従業員の4人に1人以上は今後6ヵ月以内に退職を検討している
- 退職を検討している主な理由:作業負荷による燃え尽き症候群(35%)、メンタルヘルスの問題(35%)、給与(33%)の順となっている
ハイブリッドワークやリモートワークという選択肢は、従業員の満足度を高め、ワークライフバランスを実現しやすくします。本調査によると、71%の経営陣はリモートワークが従業員に良い影響を与えていると回答しています。
- 従業員の66%はハイブリッドやリモートワークからネガティブな影響を一切受けていないと回答しており、2022年の調査から15ポイント増加
- 従業員の2%のみがハイブリッドワークという理由で昇進を見送られたと思っているとし、2022年の調査から9%と大幅に減少
- オフィスで働く従業員は、リモートワークできるのであれば、給与を8.9%削減されてもいいと思っているとし、2022年の調査から5%増加
本調査レポートは、企業がEverywhere Work(場所にとらわれない働き方)を実現するための4つ方法についてまとめています。
1. どこでも働ける環境を実現するテクノロジーに投資:コラボレーションをコミュニケーションだけでなく、プロセスの面からも考えるべき時期に来ています。簡素化された組織全体のサービス管理ソリューションは、場所を問わず、ワークライフをより簡単に、より生産的にします。
2. セキュリティに対する意識:従業員がリモートで働く場合、その活動に対する監視の目が行き届かなくなり、組織はさらなるリスクを負うことになります。そのリスクを少しでも軽減できるようにするために、組織全体のリスクベースの改善戦略に投資する必要があります。
3. ITによる疲弊に注意:これからのビジネスのリーダーシップは、今後数年のうちに、複雑さを緩和し、技術スタックとワークフローを簡素化することで、従業員の燃え尽き症候群を最小限に抑えることにあります。
4. 嗜好のギャップを低減:雇用主は従業員の声に耳を傾け、ダイナミックコラボレーションツール、ワークフローの自動化、AI搭載のボットなど、従業員がより効果的かつ効率的に働けるように革新的なテクノロジーを模索する必要があります。
本調査レポートの日本語版は、こちらからご覧いただけます。
Ivantiについて
Ivanti は、企業や従業員がセキュリティを確保しながら「Everywhere Work(場所にとらわれない働き方)」を実現できるよう支援し、「人のためのテクノロジー」提供しています。今日の従業員は、会社や個人の多種多様なデバイスであらゆる場所や方法で、さまざまなネットワークからITアプリケーションやデータにアクセスし、高い生産性を保つことができます。Ivanti は、企業内のあらゆるIT資産とエンドポイントを検出、管理、保護(セキュア)する唯一のテクノロジー企業であり、卓越した「従業員のデジタル体験」やITおよびセキュリティチームの生産性と効率性向上を達成するためにFortune 100の88社を含む40,000社以上の顧客によって採用されています。Ivanti は、すべての視点が聞き入られ、尊重され、評価される環境づくりに尽力し、顧客、パートナー、従業員そしてよりサステイナブルな未来の実現するために取り組んでいます。
詳細については、www.ivanti.com/ja をご参照ください。