先月、Ivanti Neuronsを発表して以降、熱い旋風が巻き起こりました。当社では、お客様、パートナー様、業界の報道機関からいただいた反響に嬉しい手ごたえを感じています。寄せられたさまざまなご意見の中でも、各組織が持つ運用上の課題解決に向けたアイデアは独創性を増していて、今後も非常に楽しみです。ぜひ皆さんも想像してみてください。クラウドからエッジまで、エンドポイントを検出して管理し、保護し、サービスを提供する、非常に高度な能力を備えたプラットフォームが持つ可能性を。

オートメーションをハイパーに

確かに、オートメーション(自動化)は以前から存在したものです。組織では、ワークフローの自動化が長年さまざまな面で活用されてきました。しかし、ハイパーオートメーションはそれとは一線を画するものです。ハイパーオートメーションは、これまでは人手による対応に頼ってきたITサービスの領域に、協働ロボット、いわゆる「コボット」のエクスペリエンスをもたらします。それらの自動化ボットは、会話の文脈の中でユーザーのリクエストを予測して応答できる能力を備えています。IT担当者の間では、同じくIvanti Neurons for Healingも話題になっています。このソリューションが実現するハイパーオートメーションによって、受動的な日常の定型業務を自動化し、毎日に絶えず変化をもたらすより動的なプロジェクトに取り組むことができるようになり、キャリアアップの道が開かれるためです。

先を見越した洞察

テクノロジー拡大の可能性は、頭の中にある境界線の範囲を超えることはありません。リモートワークへの移行が加速したことで、限りない接続性と、時間や場所を問わず仕事が行われる未来に向けて進んでいることが新たに証明されました。それでは、この先どうやってエンドユーザーの生産性を維持すればよいのでしょうか。Ivanti Neurons for Edge Intelligenceなら、ユーザーデバイスのパフォーマンスをリアルタイムで常時監視し、ITアナリストがシステムを最適化し続ける上で必要な詳細情報を提供できます。また、インシデントが発生した場合に、その集約された洞察により、システム停止が特定のユーザーに対する単発のものか、あるいはより大規模なユーザーに影響を及ぼす状況なのかを判断しやすくなり、解決にかかる時間が短縮されます。このような柔軟性の高い、即応性に優れた(むしろ予測的な)サポートが、エンドユーザーとITスタッフの関係性を変えるチャンスとなります。

インテリジェンスとアウェアネス

車を修理店に持って行って、修理担当者から「診断を行ってみましたが、お客様が説明された問題を再現することはできませんでした」と言われるだけの経験をしたと言えば、おわかりいただける方も多いと思います。たいていの人は、オフィスで使うITに関しても同じような経験をされたことがあるでしょう。例えば、ログインに時間がかかる、アプリがクラッシュする(ただし、ときどき)、悪名高いブルースクリーンが表示されたといった状況です。これまでは、ユーザーがサポートチケットを開くと、場合によってはサポート担当アナリストが問題を再現できるという流れでした。しかし、Ivanti Neurons Workspaceは、こうした従来の診断パターンを打ち破ります。運用上の認識(オペレーショナルアウェアネス)を念頭に設計されており、リアルタイムデータを収集して、問い合わせ窓口のアナリストにより多くの問題をより早く解決するための情報を提供します。ITチームとエンドユーザーの時間の節約ばかりでなく、これまでは専門スタッフに送られていたエスカレーションの数を減らすことによるコストの節約も考えることができます。

目が覚めるような瞬間

新しいデバイスの検出は、エンドポイント管理における基本です。セキュリティは言うまでもありません。管理下にないデバイスが社内に脅威を呼び込むのを防ぐ手法は、2000年代中頃の悪名高いセキュリティ侵害以前でさえ見られたものです。しかし、Ivanti Neurons for Discoveryを使用すると、その同じ検出能力をこれまでにない非常にユニークな方法で活かすことができます。簡単な検出の例として、新しいデバイスを購入した従業員の例を挙げてみましょう。最初の接続で、そのデバイスは簡単にユーザーと関連付けられます。そのため、ITチームはそのデバイスを認識し、誰のものであるかを知ることができます。よりユニークなユースケースでは、新型コロナウイルス感染症のパンデミックに伴う微妙な変化が取り入れられ、セキュリティと組み合わされています。例えば、あるオフィス拠点の現場にベンダーがまもなく到着するところだと考えてください。そのベンダーが車のシフトレバーをパーキングに入れると、運転手のモバイルデバイスにそのオフィスの設備管理部門から警告が入り、新型コロナウイルス感染症への消毒対策に関するいくつかの質問が行われます。つまり、そのデバイスは検出されるだけでなく、承認済みのサイトゲストに紐づけされるようになったということです。これにより、そのゲストが会社の敷地内にいて、屋内に入る上で健康上問題がないことが確認されたとわかるようにしています。

ここまでくれば、皆さんの頭の中で想像力の歯車が回り出したのではないでしょうか。まさに今私たちが目にしているデータやデバイスの爆発的増加への対応が必要なことは、ご存じのとおりです。リモートワークへの移行が進む環境に、どのようなかつてない素晴らしい方法で対応しますか。どうすればより消費者に近いエクスペリエンスを提供して、Z世代の人材を引き込むことができるでしょうか。ぜひ一緒にブレインストーミングを続けましょう。皆様と協力してこれらのアイデアを生み出せることを楽しみにしています。

ロブ・デステファノについて

ロブ・デステファノは、モバイルテクノロジー分野に20年従事し、うち数年は、IvantiのSupply Chain(旧称: Wavelink)事業部門の長年のパートナーと協力して業務を進めてきました。また、リテール、政府機関、医療、物流、フィールドサービスの市場において、企業でのソリューションの選定と展開を支援するコンサルタントとして働いた経験もあります。現職では、製品マーケティング部門のシニアマネージャーを務め、お客様にIvantiのソリューションによって各業界特有の課題がいかに解決できるかをご理解いただけるよう支援しています。