2019年8月(米国本社)製品に関するアップデートニュース
本ニュースレターで取り上げられている製品に関する最新情報&リリース:
エンドポイントセキュリティ
Ivanti Security Controls 2019.2、Linuxのサポートを拡大
パッチ適用を強化し、レポート作成を改善
Ivanti Security Controls 2019.2は、最初のリリースであった2019.1をベースにした最新リリースで、引き続き当社の製品ポートフォリオから選りすぐりのセキュリティ機能を提供します。
最新リリースの特徴をご確認ください。
Linuxベースのパッチ機能
パッチ機能を拡大し、CentOSバージョン6と7のサポートを追加しました。ご安心ください。再びISeCのパッチ適用方法を学び直す必要がありません。CentOS、Red Hat、Windows、どのOSを利用しているかを問わず、管理者には一貫性のある体験が提供されます。
Linuxのレポート作成
このSecurity Controlsの最新バージョンは、ネイティブのLinuxレポート作成を実現します。WindowsとLinuxのレポートを統合することで、すべての情報を単一のパネルで確認できるようになります。また、セキュリティ管理者が確認したいと思っている最も一般的なレポートの3つを更新しました。これらのレポートには、お客様の環境においてサポートされているすべてのオペレーティングシステムの情報が含まれるため、管理者と責任者は不足しているパッチなどの詳細を深刻度別に理解できるようになります。
- マシン別の展開ステータス
- エグゼクティブサマリー
- マシンのパッチ適用ステータスの概要
CVEを特定しパッチを適用する機能の改良
CVEを特定しパッチを適用する機能は2019.1に初めて発表された機能です。この機能は脆弱性解析ベンダーからの評価のインポートを可能にするだけでなく、共通脆弱性識別子(CVE)に関連するすべてのパッチの自動マッピングも可能にします。パッチグループを構築するにあたり、さらに判断を下しやすくするため、本リリースより、CVEを特定しパッチを適用する機能にさらなるメタデータとフィルタリング(絞り込み)オプションが追加されています。
アプリケーションコントロールの改良
当社は2019.1で導入した機能を完全なものに仕上げるため、アプリケーション管理機能も改良しました。今回加えられた改良のひとつが構成検索機能です。これは、管理者が構成内でルールを簡単に見つけられるようにするための機能です。改良点の全リストは、リリースノートでご確認いただけます。
Security Controls 2019.2に関する詳細は、リリースノートをご確認ください。
IT資産管理
ローカリゼーションとデータインポート体験を向上するAsset Manager 2019.2クラウドのアップデート
Asset Managerの2019.2バージョンでは、契約管理の観点を考慮しローカリゼーション体験が改善されました。さらに、Excelのインポートを使用して、多くの関係との関連付けを円滑化するため、データインポートも改善されました。最新のAsset Manager 2019.2クラウドリリースに関する詳細は、Ivanti Communityにアクセスしてご確認ください。
新しい簡素化されたメニューバーとデータインポートの改良が採用されたLicense Optimizer
License Optimizerの最新アップデートには、様々な改良が採用されています。データインポートのインスタンスによって、インポートが開始された時間と完了までにかかる時間が報告されるようになりました。データインポートのインベントリ(目録)監査ツール「Core Control Generic」の名前が「General」に変更されました。さらに、インベントリ(目録)のインポートで使用されない監査ツールをリストから削除し、ユーザーエクスペリエンスをシンプルに改善しました。上書きする代わりに、必要がなくなったインベントリ(目録)のインポートを削除できるようになりました。最新のアップデートの詳細に加え、シンプルになったメニューバーも合わせてご確認ください。新しいメニューバーにはルックアップ「it was here, now it’s here」(以前ここにあったデータの現在の場所)が含まれています。
ITサービス管理
REST APIとモバイルでのセルフサービス体験を向上するService Manager 2019.2クラウドリリース
このService Manager向けの最新のクラウドリリースにより、エンドポイントを許可するためのREST APIキーを作成、使用できるようになります。さらに通知メールに記載されているリンクからセルフサービスポータルの「My Items」(マイアイテム)にアクセスする機能により、モバイルユーザーのエクスペリエンスも改良しました。また、お客様サポートに関連するいくつかの問題もこのリリースで修正されました。2019.2クラウドリリースの詳細については、Ivanti Communityにアクセスし、リリースノートをご確認ください。
Ivanti Cloud
先日Ivanti Cloudには、デバイスの調整するためのアドバイスを提供するDevice Reconciliation Smart Advisorを改良するため、新たに2つのデータソースが追加されました。現在、CDWコネクタとSystem Center Configuration Manager(SCCM)コネクタをご利用いただけます。この2つの新しいデータソースは、Smart Advisorでオン/オフを切り替えることができるため、以下に該当するデバイスについてお探しの結果をすぐに確認できます。
エージェントのないデバイス:Active Directoryと合わせてEndpoint ManagerやSCCMコネクタを使用すると、Active Directoryから報告されているものの、Endpoint ManagerやSCCMからは報告されていないデバイスを確認できます。この情報をもとにIT部門は、Active DirectoryにリストされているデバイスにEndpoint ManagerやSCCMエージェントを展開する措置を取る必要があります。また、デバイスがすでに存在していない場合には、Active Directoryから古いデバイスを削除する措置を取る必要があります。
行方不明のデバイス:Active Directory、CDWと合わせてEndpoint ManagerやSCCMコネクタを使用すると、CDWで報告されているものの、Active Directoryで報告されていないデバイスに加え、Endpoint ManagerまたはSCCMのいずれかで報告されていないデバイスを確認できます。この情報をもとにIT部門は、デバイスを再配置するか、削除する措置を取る必要があります。
購入情報のないデバイス:Active Directory、CDWと合わせてEndpoint ManagerやSCCMコネクタを使用すると、Active DirectoryとEndpoint Managerで報告されているものの、CDWでは報告されていないデバイスを確認できます。IT部門は、これらのデバイスがネットワーク上で実際に使用されているかどうかを検出する措置を取る必要があります。また、使用されている場合には、Active Directoryに含め、Endpoint ManagerまたはSCCMエージェントのいずれかを使用されているデバイス上で展開する必要があります。
レポーティング
Xtraction 2019.1、管理をシンプルにし、ユーザーエクスペリエンスを大幅に向上
管理を強化し、ユーザーエクスペリエンスを向上する機能の到来を告げるXtraction 2019.1が登場
このリリースでは、以下の点を重視し改良を加えました。
- ライセンス生成の自動化
- セッションのタイムアウトの事前警告
- 常に利用できる管理者権限
- 必要に応じて実行するエクスポートと予定が設定されたエクスポートの体験の調整
- リスト表示での列の自動サイズ調整
- パフォーマンスの改良
これらの改良点がお客様にもたらすメリットをさらに詳しくご紹介いたします。
ライセンス生成の自動化
Xtractionのメリットをまだ試されていない方は、ぜひこの機会にライセンスをお申し込みください。種類を問わずいずれかのIvanti製品をお持ちのお客様はライセンス提供対象となります。さらにライセンス取得がかつてないほど簡単になりました。今回、ライセンス付与の手続きを合理化し、ライセンスの自動生成を可能にするため、煩わしく面倒な手順を排除しました。指定のXtractionサーバーから当社のライセンスポータルのログインさえすれば、後の手順は驚くほど簡単です。さらにXtractionは、他のIvantiソリューションを利用していない企業のお客様にもご利用いただけます。当社は業界大手のITソリューションやデータベース向けのコネクタを多数ご用意しています。当社までお問い合わせの上、デモをご依頼ください。
セッションタイムアウトの通知
複数のアナリストがログインとログアウトを繰り返し行う環境では、他のスタッフによるアクセスを可能にするためスタッフをログアウトすることで、ライセンスシート数を効率的に管理する必要があります。一方、警告もなく勝手にログアウトされてしまえば、ユーザーは不満を覚えるでしょう。そこで当社は、セッションを更新するか中断するかを選択できるオプションをユーザーに提供するセッション中断を警告するダイアログを追加しました。これにより、管理者はライセンスを管理しつつ、ユーザーに満足してもらえるユーザーエクスペリエンスを提供できるようになります。
管理者権限
管理者にはやるべきことがたくさんあります。だからこそ、セッションが利用できるまで忍耐強く待つことは管理者がやるべきことであってはならないのです。このリリースから、ローカルでログインしている管理者は、セッションが利用できるかどうかに関わらず、たとえすべてのライセンスが使用中であっても、必要な時にいつでもサーバーにアクセスできるようになります。
詳細は、リリースノートをご確認ください。
サプライチェーン
サプライチェーンのモビリティを実現する検証済みのAndroidエンタープライズのEMM向けモード
Android Enterprise validated EMM for supply chain mobility
当社のAvalanche 6.3.1リリースは、Androidエンタープライズプラットフォームの「Full Device Management」と「Dedicated Device」モードのサポートを追加します。すでにサポートされている「Work Profile」モードを補完するため、Avalancheは今後お客様のサプライチェーンとリテールへの展開向けにエンタープライズモビリティ管理(EMM)向けのモード3種類すべてに対応します。ただし、それだけではありません。当社は、スキャンして登録できる機能や、デバイス設定へのアクセスをロックダウンする優れた管理者権限コントロール機能といった、展開を簡素化し、生産性を最適化することを目的とした機能を追加しました。
- 詳細は、Avalancheの最新情報をご確認ください。
- ダウンロードサイトから最新リリースをダウンロードしてください。
- ドキュメンテーションなどは、コミュニティをご確認ください。
統合エンドポイント管理
Management CenterおよびEnvironment Managerを対象とした2019.1 SP1がリリースされました
Management CenterとEnvironment Managerの両方で新機能をご利用いただけます
Management Center - Ivanti Cloud Agentの展開
Ivanti Cloud Agentは、エンドポイントデバイスに関するリアルタイムの情報を提供し、IT部門がデバイスの健康状態に影響を及ぼす問題に集中して取り組むことを可能にします。さらに、高い生産性と事業の継続性を確保するため、推奨される措置も提供します。
Ivanti Management Center 2019.1 SP1は、Ivanti Cloud Agentと関連するオプションファイルを企業内のエンドポイントに配信することを可能にします。さらに集約化されたポイントから配信を実行できるため、速やかかつ簡単にIvanti Cloudを導入できます。
Ivanti CloudのテナントからIvanti Cloud Agentと専用のオプションファイルをダウンロードし、パッケージとしてManagement Centerにインポートし、展開グループに適用するだけで、管理対象のエンドポイントで速やかな展開とインストールを実行できます。
注記:Ivanti Cloud Agentsは現在物理環境のみに対応しており、仮想環境には対応しておりません。
この機能に関する詳細は、オンラインヘルプをご確認ください。
Environment Manager - VHDを用いた複数セッションの自動コピー
Ivantiは、複数の仮想セッションで作業中にキャッシュへのアクセスをユーザーに提供するため、VHD(仮想ハードディスク)キャッシュローミングを使用する機能をEnvironment Manager 2018.3に導入しました。このアップデートにより、ノンパーシステント型のWindows環境のユーザーは同時に複数のセッションを実行できるようになります。
ただし、この複数セッションのサポートを提供するには、各デバイスのログオン向けにVHDを作成する必要があります。1ユーザーあたり最大5つのVHDを作成できます。
個人のお客様より、この機能はデフォルトでは不要だというご意見をいただきました。 お客様からのご意見を反映し、バックエンドストレージでのディスク使用量軽減をサポートするため、複数セッションのサポートをオン/オフに切り替えるオプションをこの機能に装備いたしました。
この機能に関する詳細は、オンラインヘルプをご確認ください。