人材確保における DEX の役割
主な要点
- 平均的なナレッジワーカーは、業務を遂行するために 2.6 台のデバイスを使い、1 日平均 3.67 件のデジタルエンドポイントの問題に直面します。
- 調査によると、ほぼ 3 分の 1 の従業員が最初の 6 か月以内に離職することが示されています。
- 人事担当者の 87% が今後 5 年間の最優先事項として定着率の向上を挙げています。
- デジタル燃え尽き症候群と雇用機会の改善のため、人事担当者の 20% は、自分の組織の現在のトレンドに基づき、従業員定着率が低下すると 予想しています。
- 従業員に適切なツールを提供することで、組織は人材確保を進め、業務上のストレスやデジタル燃え尽き症候群のリスクを軽減できます。
デジタル従業員体験レポートをダウンロードし、調査結果をご覧ください。
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人材を採用することと、その人材を維持することは別です。Everywhere Work により、従業員は働く場所や働き方を選択できる力が高まりました。
その結果、従業員の維持が組織の課題となっています。 調査によると、31% の社員が最初の 6 か月以内に離職します。また、フランスでは 2021 年に過去最高の離職率を記録し、その割合は 24.20% となりました。 この大規模な従業員シフトは、時に「大量離職」とも呼ばれ、世界的な現象となっています。
最近のレポートでは、次の点が指摘されています。
- オーストラリアの労働者の 38% が今後 12 か月の間に現在の会社を退職する意向です。
- 米国では、2022 年 7 月に総離職者数 590 万人となり、パンデミック前の水準より 20% 増加しました。
- オランダでは、2022 年の年初に 190 万人が新しい職に就き、2021年 の同時期より 40 万人増加しました。
- 米国の従業員の 45% は現在、他の会社でもっと良い条件の職種を探しています。
Everywhere Work の時代、ナレッジワーカーが日々使用するテクノロジー、特に日常的に使っている技術に対する期待が変化しています。 平均的な従業員は現在、業務を遂行するために 2.6 台のデバイス を使用しており、従業員の 49% は現在のツールに不満を抱いています。このことが理由の 1 つで、26% は離職することも考えています。
そのため、DEX (Digital Employee Experience: デジタル従業員体験) プロセスとツールに適切に投資することで、人材の確保と維持の両方が可能になり、組織の目標に沿った人材を確保できます。
組織全体での DEX の価値
人材確保は、どの組織も逃れることのできないテーマとなっています。 圧倒的な割合の人事担当者の 87% が今後 5 年間の最優先事項として定着率の向上を挙げています。
「現在の雇用市場では、優秀な従業員を確保するのが難しいため、"人材を惹き付けて維持する" には利点があると思います。」
- Mick Verbunt 氏 (ACA IT Solutionsty システムエンジニア/ワークスペースエンジニア)
ここ数年、企業は、ユーザー中心の IT アプローチの活用を再評価してきました。 特に、「現代経営理論」では、金銭的な報酬よりも、仕事の満足度が労働生産性を左右するとされています。 この原則を現代に当てはめると、IT の活用には、労働者がデジタル技術に合わせるのではなく、デジタル技術が労働者の生産性に合うようなものであることが求められます。
今日、企業が従業員に提供するテクノロジーの種類や操作性は、優秀な労働力を惹き付け、維持するための大きな要因となっています。 調査によると、41% の企業は、過剰な作業負荷をこなさなければならないことに不満を持った IT 労働者を失ったと報告しています。
生産性を高めることだけを目的とした「ユーザー中心」のテクノロジーを提供するのではなく、生産性と仕事の満足度を高めるために従業員の体験を向上させるという、より広い目的に対応するのが現代の経営アプローチです。
デジタル燃え尽き症候群を防止する
Everywhere Work は良い効果を生んでいるだけではありません。インターネットと仕事用デバイスへの無制限のアクセスは、デジタル燃え尽き症候群の急増を引き起こしています。
うつ病や不安症などのメンタルヘルス疾患の一因であるデジタル燃え尽き症候群は、英国の組織に 1,500 万日以上の労働の損失を与えています。 人事担当者は、年間離職率の最大 50% がデジタル燃え尽き症候群によって引き起こされると推定しています。 実際、20% の組織が、現在のトレンドに基づき、人材保持率の低下を予測しています。
デジタル燃え尽き症候群経験した労働者は、組織の目標から離脱していることに気づきます。 さらに、会社のミッションに共感している従業員は 28% に過ぎないという調査結果もあります。
従業員に適切なツールを提供することで、企業は仕事上のストレスやデジタル燃え尽き症候群を積極的に軽減し、より熱心で活気のある労働力へと導くことができるのです。 労働者が組織の目標に合致していると感じれば、生産性は向上します。
定着率の向上がもたらす価値
従業員が組織に最も価値をもたらすのは、活力にあふれ、モチベーションが高く、チャレンジや戦略的なプロジェクトに意欲的に取り組んでいるときです。 そのどれもが、デバイスやツールとの素晴らしい関係がなければ始まりません。 そして、労働者はそれについて声を上げています。デジタル従業員体験に関する当社の調査では、従業員の 65%、IT 専門家の 71%が、異なるツールがあればより生産的になれると回答しました。
また、財務的な要素も検討する必要があります。 定着率が低いと、2030 年までに米国経済に 4300 億ドルの収入減をもたらし、訓練を受けた従業員を入れ替えると、その給与を最大で 200% 上回ることがあると推定されています。 英国では、仕事上のストレスにより、年間 50 億ポンド以上のコストがかかっていると言われており、DEX への正しい投資により、定着率を向上させれば、企業の利益を最大 4 倍まで増加させることができます。
「リスクの低減と医療人材の確保の間で、従業員の DEX を向上させることは、当社のビジネスにとって非常に重要であると考えています。」
- Robert Garza 氏 (大学保健システム システムアーキテクト)
DEX への投資は、もう「もし」や「いつ」といった問題ではありません。 デジタル燃え尽き症候群がチームに与える打撃は、今や組織の人材獲得・維持能力にも明確に影響を与えています。 生産性と従業員エンゲージメントを向上させる優れたツールで、チームを強化しましょう。
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最初に集中する分野の詳細については、DEX の基本 eBook をご覧ください。