CIOによる行動の呼びかけ
2024年従業員のデジタル体験レポート
従業員の良好なデジタル体験(DEX)を支援することは、生産性、満足度、コスト効率、その他多くのことが促進されるという調査結果が出ています。 これを正しく実行するには、CIOたちや組織のリーダーたちの大胆な行動が必要不可欠です。
As of April 1, 2024, all Ivanti operations in your region will be assumed by IVM EME. For sales questions please visit https://www.ivmeme.com
2024年従業員のデジタル体験レポート
従業員の良好なデジタル体験(DEX)を支援することは、生産性、満足度、コスト効率、その他多くのことが促進されるという調査結果が出ています。 これを正しく実行するには、CIOたちや組織のリーダーたちの大胆な行動が必要不可欠です。
IvantiのCEO、Jeff Abbott
今回で3回目となるIvantiによる従業員のデジタル体験(DEX)に関する調査では、以下のような結果が得られました。 — この調査は、世界中のITプロフェッショナル、経営幹部、オフィスワーカーの7,800人を対象としたものです。 — この調査では、テクノロジーが従業員の生産性、満足度、定着率といった重要な問題にどのような影響を与えているのか、また、テクノロジーに関連する摩擦や非効率を減らすために組織が何をすべきかを理解することを目的としています。
調査結果から、現代の組織は複雑なテクノロジーエコシステムを持っていることから、DEXを管理することが非常に困難でありミッションクリティカルでもあるということです。 ネットワークの接続が遅い、またはデバイスの機能が低いといった職場における些細な問題でさえ、深刻な波及効果をもたらす可能性があります。そしてこれは生産性だけにおける問題ではありません。オフィスワーカーの半数以上(55%)が、職場のテクノロジーに関連するネガティブな経験が士気に影響を及ぼすと回答しています。
これが何千人もの従業員に及ぶと、小さな遅延や中断も、組織にとっては重大な逆風となります。
DEXの管理とは、組織の歯車を潤滑させることです。すなわち、自動的に修正を行ったり、問題を予測し、ユーザーが気づく前にプロアクティブに解決する方法を見るけることです。
CIOは、この取り組みに置いて、重要で可視化された役割を担っています。 経営幹部クラスのほぼ全員(97%)が、良質なDEXは従業員の生産性を高めると回答しています。そして72%は、DEXへの注力はCIOを組織において、より戦略的な役割へと高めることができると考えています。
この調査があなたの組織において、2025年のDEXへのアプローチを導き、ITおよびビジネスリーダーたちが真に摩擦のない従業員のデジタル体験を提供するために役立つことを願っています。
Jeff Abbott (ジェフ・アボット)
最高経営責任者 | Ivanti
01
CIOは、従業員のデジタル体験の測定と管理が重要な優先事項であることを理解してはいますが、それを正しく行うことは多くの企業にとって依然として非常に困難です。
従業員が日常的に使うデバイス、アプリや職場のインターフェースで行う日々のやり取りは、生産性や職場での満足度からセキュリティ対策まで、あらゆることに大きな影響を与えます。
経営幹部も同じ意見です。 良質なDEXはポジティブな影響を与えると報告:
従業員の生産性:97% |
従業員の満足度:96% |
従業員の定着率:90% |
DEXに関する影響を重視しているのは経営幹部だけではありません。 オフィスワーカーの半数以上(55%)が、職場のテクノロジーに関連するネガティブな経験が士気に影響を及ぼすと回答しています。
DEXの測定と管理でこれらの課題を軽減することができますが、それを効果的に行うには多くの障害があります。例えば、ほとんどの経営幹部やITプロフェッショナルは、DEXが重要でポジティブな変化をもたらすことに同意していますが、ITチームにはそれを実行するための経営陣のサポート(予算など)や運用ノウハウが不足しています。 また、IT部門にどれだけ多くの要求が課せられているかを考えると、彼らにはDEXを優先させることは困難です。
ほとんどのITプロフェッショナル (60%) は、DEXという言葉は流行っているが実用的で現実的なアプリケーションが付随していない、と回答しています。ITリーダーたちにとって、これはワークフローと従業員のワークライフを改善する、というDEXの真の可能性がITプロフェッショナルに十分に浸透していないことの表れかもしれません。
企業の経営幹部と従業員が労働時間や勤務場所について意見を交わしている今、従業員のデジタル体験についての会話は特に重要です。
ほとんどのオフィスワーカー(86%)は、リモートで働いてもオフィスで働くのと同等、もしくはより生産性が高いと回答していて、大半の人がこのような働き方を望んでいます。しかし、経営幹部たちはリモートワークの抑制に取り組んでいるようです。
生産的であるためには従業員はオフィスにいる必要があると回答する経営幹部たちの割合は、オフィスワーカーより2.6倍も高くなっています。
ITプロフェッショナルにとってこの問題はさらに深刻です。 IT部門の回答では、リモートで仕事をすることでの同僚との共同作業の実現や、管理者とのコンタクト、オフィス外での技術サポートにまつわる問題点も指摘されています。
リモートワーク時にもテクノロジーツールにスムーズにアクセス可能だと答えたITプロフェッショナルはわずか46%にとどまりました。 これを経営幹部の楽観的な見方と比較してみましょう。経営幹部の90%は、従業員がリモートもしくはハイブリッドな仕事環境にいても生産的に働けるツールを持っていると回答しています。
この問題の本質は、従業員はリモートで仕事をする選択肢を希望していて、どこで仕事をしても、生産的で、能力を発揮できるようなツールやシステムへのアクセスを望んでいるということです。それに反して、経営幹部はもはや『Everywhere Work(どこでも職場)』運動に賛同していません。さらに、経営幹部は従業員がオフィスの外で仕事をする際に直面する技術的な問題についても十分に理解していないため、これらの問題に対処する必要があります。
従業員のデジタル体験を支援することは、生産性、定着率といった従業員の成果から主要な事業目標やサイバーセキュリティの強化まで、幅広いプラスの効果をもたらします。
しかし、そこには別の視点から考えるべきこともあります。
4人に3人以上の経営幹部が、DEXを優先するCIOは他の組織リーダーとの影響力を高めると同意しています。
データ主導によるDEXの変革は、今がチャンスです。
DEXを本当に変えるのはデータです。それも、組織全体でアクセス可能な大量のデータです。 以前は、CIOがサイロ化されたデータに振り回され、点と点を結ぶことができていませんでした。
Robert Grazioli (ロバート・グラジオリ)
Ivanti 最高情報責任者
組織がサイロ化を取り除くと、デバイス、アプリケーション、サービス全体にわたる何百万もの体験やタッチポイントから得られるインサイトを取得することができます。さらに、自動化やAIなどの次のレベルのソリューションを導入することで、さらに高いパフォーマンスを実現することが可能になります。
02
Ivantiの調査は、従業員のデジタル体験のあらゆる側面に及んでいます。そしてこの調査が示しているのは、DEXの原則と成果を高く評価しながらも、その運用に苦戦しているということです。
経営幹部は、DEXの最適化が重要であり、必要であると強く主張しています。 ほぼすべての経営幹部(97%)が、高品質なDEXは従業員の生産性を向上させると回答し、69%が「高い」または「不可欠」な優先事項であると回答しています。 そして現在、DEXを管理し優先して実施している企業は2023年よりも増えています。
しかし、DEXを重視し、優先させると主張しながらも、多くの企業がDEX関連の取り組みを実践できていないのが現状です。 半数より少ない企業しか、デバイスのパフォーマンス監視など、DEXに不可欠な取り組みを行っていません。
DEXの管理が重視されているのに、一貫して実践されていないのはなぜでしょう。
ITとセキュリティプロフェッショナルは、DEXを優先させるうえで、費用と予算が最も一般的な課題であると回答しています。 経営幹部も同意しています。 65%の経営幹部がDEXツールや管理の予算は増加傾向にあると回答しているにもかかわらず、DEX管理ツールを使用しているIT部門は半数以下(49%)にとどまっています。
その影響を理解するためにDEXのパフォーマンスを測定することは非常に重要ですが、多くの企業では、DEXスコア(48%が実施)、デバイス/ユーザーアナリティクス(42%が実施)、チケット解決の速さ(39%が実施)など、重要なDEX指標を追跡していません。
DEX管理の目標は、企業全体から重要な洞察を表面化し、行動や投資の指針とすることです。しかし、明らかに多くの企業は、従業員体験に関する統一された実用的な視点を得るのに苦労しています。 ITプロフェッショナルの半数近く(48%)が予算が課題だと回答し、35%がスキルを持った人材不足が深刻な課題であると回答しています。 (皮肉なことに、適切に管理されたDEXは、IT作業負荷を軽減するため、IT部門にとっては有益です。)複雑すぎる技術スタックも重要な課題のひとつで、34%がDEXの管理し優先させることを妨げていると回答しています。
03
テクノロジー面での摩擦が従業員と組織にどのような影響を与えるかを詳しく見てみましょう。
オフィスワーカーの多くが、職場でのテクノロジーにおける課題について報告していて、それは、扱うツールの多さによる負荷であったり、テクノロジーに関わる問題を抱えることへの羞恥心であったりします。
これらの課題は実際にどのように発生するのでしょうか? オフィスワーカーが少なくとも月に一度は経験すること:
速度低下、接続の不具合、その他のテクノロジーに関わる不満は深刻です。 オフィスワーカーの60%がハイテクツールに不満を感じているのも無理はありません。
問題は、このような小さなデジタル接点における遅延や故障は、生産性に影響を与えるだけでなく、職場の満足度や士気にも影響するということです。そして経営幹部はそのことに気づいていないかもしれません。
従業員が、業務の真っ只中にコンピューターを再起動しなければならないことや、いつもより遅いアプリへの接続が遅いからといって問題なのでしょうか? 問題は、このような小さな中断が従業員全体に広がることです。それにより、従業員のワークフローや効率、ヘルプデスクのトラフィック量など、あらゆるものへの影響を定量化した場合、これらの小さな中断が積み重なり、生産性が大幅に低下し、従業員にとっては大きな不満となります。 そして従業員が摩擦や不満を経験すると、その影響はITやセキュリティチーム全体にも波及します。
Kristen Kamp (クリステン・カンプ)
Ivanti グローバル人事担当副社長
テクノロジーに関わる問題とDEXの摩擦は、セキュリティにおいても重要な意味を持っています。
ハイテク業界と小売業界は、他の業界に比べて、承認されていないショートカットや回避策をより使用する傾向がありました。
そして特に経営幹部はセキュリティプロトコルを回避する傾向が強く、これはおそらく、その方が簡単で速いからだと言えます。過去1年間に少なくとも1回はセキュリティプロトコルを回避したと報告したのは53%でした。
ハイブリッドワークやリモートワークがIT部門の抱える課題に拍車をかけています。 リモートワークをしているオフィスワーカー(パートタイムを含む)の2人に1人は、オフサイトで仕事をするときには、必ずしも同じ職場ツールにアクセスして使用できないと回答しています。
従業員は、働く場所や時間の柔軟性を好みます。そのため、課題はあるものの、企業はリモートワーカーを受け入れるだけでなく、彼らの能力を真に引き出す方法を見つけなければなりません。 企業はこの面で前進してはいますが、やるべきことはまだまだあります。 4人に1人のオフィスワーカーは、リモートで使用するツールはオフィスで使うものと比べて効果が劣ると回答しています。
企業と従業員の交渉は、未だ従業員が自宅から働くことができるのか、またどの程度効果的に行うことができるかについてに留まっています。 テクノロジーに関する会話は議論の対象から外されがちですが、調査によると、テクノロジーと従業員のデジタル体験は「Everywhere Work(どこでも職場)」において非常に重要な要素です。 企業は、テクノロジーによってリモートワークを可能にするだけでなく、シームレスで、ダイナミックで、生産的なものにする方法を詳しく検討する必要があります。
04
デジタルの摩擦を軽減し、ITの役割を高めるためにできることとは何でしょうか?
ITプロフェッショナルは、ヘルプデスクの最も切実な課題として、チケットの多さ、少ない人員、解決時間の長さを挙げています。これらや他の多くの課題を解決するために、IT部門は従業員の定着率を高め、ヘルプデスクのクオリティや対応力を向上させることに注力しています。
DEXの管理により、これらすべての課題を解決することができます。 例:
これらのプラスの効果にも関わらず、IT部門はその価値と影響を十分に理解していません。 DEXの改善が従業員の「生産性」、「定着率」、「満足度」に良い影響を与えると回答するIT部門の割合は、経営幹部よりも低いのです。
ここに、ITリーダーが解決すべき重要な課題があります。多くの調査結果が示す通り、DEX(従業員のデジタル体験)はプラスの効果をもたらします。非ITリーダーでさえこの点に同意するというIvantiの調査結果があります。しかし、行動に移すことは、特にストレスや燃え尽き症候群に悩む多忙なIT部門にとっては、非常に難しいことです。
時間です。 決められた時間の中で、『何か』をアウトプットするよう追い立てられているので、時間がないのです。 時間は通常、依頼者側にとって最も重要な優先事項です。 もし、その時間内にきちんと作動する体験を作れないなら、『まあ、後でやろう』ということになります。そしてこれはとても残念なことなのです。というのも、多くの場合、この後に回してしまった部分というのが、この『何か』を取り入れやすくして、人による変化をうまく適用できるかどうかを決定する要素になるのからです。
Paul Higdon(ポール・ヒグドン)
エンタープライズアプリケーション担当シニアディレクター、Results CX
IT部門にはさまざまな優先事項が押し寄せてきます。誰しもが自分のリクエストが最優先です。 私たちは、現代のテクノロジーニーズと財務予算のバランスを取らなければなりません。そして私たちはそれらすべての中心に立たされています。なぜ私たちがその中心にいるのかを理解するのが難しいことがありますが、私の意見としては、デジタル体験を促進するためにいるのだと思います。
Allison Hull(アリソン・ハル)
ITオペレーション 兼OCIOディレクター、Maxar Technologies
従業員経験というものはIT部門に重くのしかかっていると思います。なぜなら、私たちは従業員が仕事をするために触れるものに対して責任を負っているからです。そしてテクノロジーが進歩し続けるにつれて、 その分野での存在感は増していると思います。 その経験に焦点を当てることを難しくしているのは、人々が変化することに消極的なことです。 誰も新しいものは好みません。 皆、慣れ親しんだものを好みますし、突然の変化は好みません。 それが、私たちがサポートしようとする間に壁ができてしまうのです。
Taj McGlone(タージ・マクローン)
テクノロジーサポートマネージャー、Debevoise & Plimpton
誰もが自分の抱えている問題が組織にとって最も重要だと考えます。そして、プロジェクトやテクノロジーの導入で必要な長期的な事項と、常に突発的に起こる日々の危機管理との間でバランスを取ることが重要です。 誰もがテクノロジーを多用し、それに依存しすぎているため、それがなくなると、それなしで仕事をする方法を忘れてしまったかのようになります。より良く、よりスマートで、より速く、より多くのことができるものを求めています。 その裏で必要とされる仕事に気づいていないのです。
Barbara Munger(バーバラ・マンガー)
副社長兼最高情報責任者、SUNY Broome Community College
これを成功させるのは至難の業です。ITプロフェショナルの間では:
86%「質の悪いデジタル体験が従業員に安全でない回避策を使わせる原因になっている」 |
69%「仕事のストレスが身体的およびメンタルヘルスに影響を及ぼしている」 |
56%「職場で定期的に燃え尽き感を感じる」 |
これらは単に従業員満足度や定着率に関わるリスクではありません。 このような人たちこそが、ビジネスを中断することなく生産性を維持し、セキュリティを確保する役割を担っているのです。
DEXの管理がどのようにIT部門にどのように役立つのでしょうか。
今日の企業が抱える課題:問題を検知・解決するのは、従業員が業務の遅延を経験する前や、ヘルプデスクがこれらの問題を解決するために拘束される前に行うという点にあります。
自己修復システムの利点:自己修復システムは、人間の介入なしにテクノロジーの問題を作業の中断前に修正することができます。しかし、いくつかの中間的なソリューションも問題を浮き彫りにし、従業員が行動を起こすのを助けることができます。これにより、時間を節約し、より深刻な中断を避けることができます。
例えば、企業は、問題を診断する自動化システムを導入して、エンドユーザー(従業員)に行動を促すことができます(例、デバイスの速度低下を検出し、エンドユーザーにヘルプデスクへチケットを提出することを促したり、基本的なトラブルシューティング手順を実行するよう求める)。
この種のセルフサービスシステムは、IT部門のトラフィック負担を軽減します。オフィスワーカーの72%が、ITに関する問題を解決する最初のステップは、同僚に聞く(26%)や自分で解決策を調べる(18%)などのヘルプデスク以外の解決策であると回答していることを考慮してみましょう。 従業員にヘルプデスクのチャットボットやしっかりとしたナレッジベースを提供することで、問題を迅速かつ自力で解決したいという欲求をサポートします。
注意:サポートが必要なときにチャットボットではなく人間と話すことを好むオフィスワーカーも多くいます(50%)。 そうだとしても、人間に対応してもらいたいという人たちの66%が、クリックすればすぐに人間が対応してくれるのであれば、チャットボットの使用も厭わないと回答していて、 テクノロジーに助けを求める従業員の最優先事項は、スピードです。企業は、従業員が望む方法で解決策を探せるような選択肢を提供すべきです。
05
DEX調査に基づいた2025年の5つの予測
1. ITリーダーは、ITチームの従業員デジタル体験に焦点を当てることで、DEXの価値を証明する必要があります。
Ivantiの調査によると、経営幹部はDEXの可能性を理解しており、90%以上が良質なDEXが従業員の「生産性」、「満足度」、「定着率」を向上させると信じていますが、経営幹部がDEXの価値を本当に理解していると答えたITプロフェッショナルは、わずか42%でした。
ITリーダーが、適切に管理されたDEXの強力な効果を証明することができるのは、IT部門のメンバーがそれに賛同している場合だけです。
「DEXはIT部門から起きなければならなりません。なぜなら、DEXを実現し、組織を変革する使命を担っているのがIT部門だからです」と、IvantiのCEOであるJeff Abbottは言います。 「現在、Everywhere Work(どこでも職場)によるチケット数の増加と複雑な要求により、IT部門は疲弊しています。そのため、DEXのような新しい取り組みが提案されたとき、ITメンバーが彼らの目の前にあるストレスや圧倒感を超えて物事を見るのは難しいかもしれません」
IT部門が、オフィス内であれリモートであれ、 どこででも業務を遂行するために必要なツールにアクセスできるようにすることは、ITリーダーの最優先事項であるべきです。現在、リモートワークをするITワーカー(パートタイムを含む)の23%が、オフサイトではツールの性能が低いと回答しています。これは、ハイブリッドワークやリモートワークの柔軟性を好む人が多いことを考えると、容認できないほど高い割合です。
2. DEX改善戦略で「Everywhere Work(どこでも職場)」で抱える未解決の緊張を和らげるでしょう。
大多数のオフィスワーカーたち(86%)は、リモートワークの方が生産性が高いか、同等であると回答していて、ほとんどの人がリモートワークを好んでいます。 しかし、調査によると、経営幹部はリモートワークをあまり評価していないようで、生産的であるためには従業員たちはオフィスにいる必要があると回答する経営幹部の割合は、オフィスワーカーより2.6倍も高くなっています。
良質なDEXツールやプロセスへの投資は、オフサイトで働く従業員たちがより生産的であることと、従業員の働く場所や時間に関係なくその生産性を管理・測定する能力をリーダーたちに与えることでwin-winとなります。
3. AIとDEXがITワークフローを変革し、IT部門の燃え尽き症候群を軽減します。
AI駆動型のDEXは内部のプロセスやシステムを変革し、ITワークフローから低価値の仕事を取り除くことができます。企業は、行動重視のDEXをさらに強化し、問題が表面化して摩擦が生じる前に、問題をプロアクティブに解決できるようになるでしょう。例えば、新しいパッチのインストール、パフォーマンス低下の修正、広範なテクノロジーエコシステム全体の他のデータ「シグナル」への対応などです。 適切に管理されたAIへの投資は、「Everywhere Work(どこでも職場)」を支援することへの要求に追われているITプロフェッショナルの仕事を楽にするでしょう。
4. 賢明なCIOはDEXを活用して役割を高め、戦略家としての可能性を得ることができます。
4人のうち3人近くの経営幹部は、DEX(従業員のデジタル体験)がCIOの役割を高め、ITリーダーを組織内の戦略的なビジネス協議に参加させることができると回答しています。
なぜか? なぜなら、DEXは従業員の経験、定着率、生産性など、ビジネスの主要な牽引力に影響を与えるからです。経営幹部の97%は、質の高いDEXが従業員の生産性を向上させ、90%が従業員の定着率にプラスの影響を与えると回答しています。 そこで、CIOは行動に移すべきです。最先端のテクノロジーへの投資、再設計されたワークフロー、アクセスしやすいデータがビジネスパフォーマンスをどのように変革できるかを実証する必要があります。
5. DEXは、断片化された技術スタックへの対処をIT部門に迫ります。
DEX戦略を構築するには、企業は現在非常に断片化されたIT技術スタックを最終的に統合する必要があります。統合なしには、IT部門は、エンドユーザー(従業員)がテクノロジーとどのようにやり取りをしているか、その体験をどのように改善し、変革できるのかを理解するために必要な価値のある洞察を抽出することができません。
Ivantiの製品管理担当上級副社長であるDaren Goesonは以下のように説明しています。「多くの企業は、従業員のデジタル体験を理解するための効果的なツールセットを持っていません。 これは、多くのDEXツールが、ITSMやデバイス管理システムの他のシステムとの複雑でコストのかかる統合を必要とするからです。 たとえ企業がDEXへの取り組みを高優先に設定していたとしても、統合なしにはその進捗は遅いでしょう」
Ivantiは、世界中の7,800人以上のIT専門家、経営幹部、エンドユーザーを対象にして、ポジティブな従業員のデジタル体験(DEX)を実現するために企業が取り組んでいることや、摩擦のない体験を提供するために組織が直面している大きな障壁について調査しました。
この調査はRavn Researchによって実施され、パネリストはMSI Advanced Customer Insightsによって募られました。 調査結果は重みづけによって調整されていません。 国別の詳細については、お問い合わせください。
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